子どもが生まれてから10冊以上の育児本を読んできましたが、この本は特に読みやすくておすすめです!子どもとの接し方に悩んでいる方はぜひ読んでみてください!
「子どもの才能の伸ばし方」概要
どんな子も持っている「誰にも負けない能力」を今日から育てよう!
マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方
この本では6歳までの幼児期における子供への接し方、育児の方針を学ぶことができます。マンガ・イラストが多く非常に読みやすいです。
モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師・教育家のマリア・モンテッソーリ氏が考案した、子どもが自分で考えて行動することを重視した教育法です。モンテッソーリ教育の目的を一言で言うと子どもの「自立」です。一般的な教育では親や教師が何かを支持することが多いですが、モンテッソーリ教育では子ども自身に全てを決めさせます。
この本では、自分で考えて行動できる子どもを育て、子ども自身が本来持っている力を伸ばす方法が数多く紹介されています。具体的な事例に基づいてこんな場合どうすればい良いのか?に対する答えもたくさんあるので、小さな子供がいる方やこれから子供が欲しいと思っている方におすすめの本です。
子どもの行動のヒミツ 〜困った行動とその対応策〜
この章では、子どもの困った行動とその理由、それに対する対応策について紹介されています!
困った行動はすべて「親目線」
小さな子どもは、ものを散らかしたり、親がしてほしくないことをよくしてしまいます。しかし、それらの行動を困った行動と考えてるのは親であり、子ども自身はただ楽しく遊んでいるだけなのです。
と言うことで、子どもの能力を伸ばすためには、子どもが何かに熱中しているときは、それが親からして困ることであっても、自由にやらせてあげることが大切です。
とはいえ、何もかも全てというのは難しいので、親が優しく見守ってあげられる方法を見つけて許せる範囲で自由に遊ばせていくのが良いでしょう。
我が家では、子どもが部屋で自由に動けるように触られて困るものを手が届く範囲に一切置かない、物自体を減らす等を行っています。子どもにこれはダメ、あれもダメと言ってしまうのはどちらにとってもストレスです。言わなくても良い仕組みを作っていきたいですね。
子どものペースを待ってあげると子どもは驚くほど落ち着く
子どもというのは、マイペースで大人の都合よく行動してくれないものです。
「やりたいことをやり切った満足感」を味わって大きくなった子どもは集中力が高まり、大人になってからもいろいろなことにチャレンジできるようになるそうです。
そのためには、親ができるかぎり時間や気持ちに余裕を持った生活を送ることが必要です。我が家では家事を効率化したり、育児を夫婦で協力して行うなどでそういった余裕を作っていきたいと思っています。
6歳までの育て方で未来が変わる
この章では、子どもの能力を伸ばすための関わり方を学ぶことができます!
「手を出す」より「見守る」ことで子どもは育つ
子どもが小さいうちは、危ないからとついつい手を出してしまいがちですが、子どもは自由な環境でこそ成長できます。最低限の安全を確保した上で子どもが自由に動き回れるような環境をおつくりましょう!
「できた!」が積み重なっていき、子どもの「確かな自信」に繋がる!
0〜6歳までの時期にたくさんの刺激を与え、多くの体験をすることによってさまざまな能力が伸びていきます。この時期は特定の能力を特化して伸ばすというより、興味を持ったことはなんでもやらせてあげることの方が大切です。
そして、ちょっとしたことでも自分の力でできたという経験の積み重ねが、子どもの自信につながります。
世界にはばたく才能を伸ばす「9つの知能」ハーバード式
9つの知能というのは、社会性・学力・感性・運動にまつわる9つの能力のことです。この中で最も自分が重要であると感じたのは、社会性の中の「人」の知能なので、その能力を伸ばす方法について紹介します。
「人」の知能とは他人の感情や意図、動機、欲求を理解して他人とうまくやっていく能力のことです。良好な人間関係を構築する能力は、学校でも会社でも必ず必要になるものです。
「人」の知能を伸ばすアクティビティ 【おうちの手伝い】
子どもが小さいうちから家事を手伝ってもらうことで、家族の中での役割を感じることができます。親としては全部自分でやったほうが早いと感じるかもしれませんが、子どもの社会的能力を伸ばすためにも、いろいろなことを任していきたいですね。
まとめ
ここまでえらそうに解説してきましたが、この本に書いている内容を全て実践できる親なんていないと思います。育児はそれだけ大変なことだと思うので、完璧を目指す必要はないという前提で、ちょっとずつ自分のできる範囲で実践していきたいですね。
本の内容に興味を持った人はぜひ本を読んでみてください!年齢別の育て方など子どもの発達段階にあった内容を学ぶこともできます。
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